美女皆伝

カレンダーも最後の一枚になり、澄みきった空気は万物がくっきりと鮮やかに見える。イベントは多くなるし、もお、本当に楽しい季節。

今日はお稽古ごとの茶話会がある。このメンバーの女性の美しいこと。物ごしはエレガントで、しぐさの美しい方ばかりだ。お世辞ではなく、みーんなキレイ。


このブログを読んでいる皆さんなら、私がどれほど“美”に向かって日々健闘しているかご存知であろう。こんな私にとって、美女集団の存在は眩しい。私はこういう美女たちの輪に入れてもらい(無理やり割り込み)、“美”のエッセンスを盗むのだ。新しい美容法にお化粧法、いろんなためになる話を聞き、血液中の美人濃度がいっきに上がっていくのがわかる。


私ははっきりと言う。女友だちはやっぱり美人を選ぶべきである。やはり美しさを自覚し、女らしさは何たるものか追求している人たちに混じり、切磋琢磨してながらさらに美しさを手に入れる。これが女の正しい道でありましょう。


会場のレストランに行ったところ、仲良しのMちゃんはすでに到着していた。隣にはお母さまが。お祖母さまは少し遅れて合流するとのこと。とうにお話したが、このお母さまというのがアイドル顔負けのルックスの持ち主で、お祖母さまはどう見てもMちゃんの母親にしか見えない若さなのだ。かくして、これほど強すぎる“美の遺伝子”を持つMちゃんが誕生する。


今日のお母さまは真珠色の贅沢なレースのワンピースに、ネイルは上品なモーヴピンクの逆フレンチ。ご本人の雰囲気にぴったりだ。外国製のナントカというナチュラルストッキングをはいた脚もすうーっとしていて本当にキレイ。外見だけじゃない、いつも気遣いをしてくれる、とても素敵な女性だ。


仕事帰りで、化粧もはがれ落ちた私のところにきて「まあ、なんておしゃれなの」と大きな声をあげてくれた。私が選んだのはパープルのサテンのジャンプスーツ。ちょっと派手かなぁと思ったけど着こなせていたのね。嬉しさのあまり、ついしたり顔になる私である。


だけどそれも、お祖母さまが現れるまでであった。美女の誉れ高いお祖母さまは、ごくごくシンプルな黒のワンピースである。こういう何もないワンピースって、中身がないと着こなせない。


お祖母さまが立ち上がったときに気づいたのだが、すごくシンプルにみえた黒いワンピース、実は後ろの裾は長くひくデザインだったのだ。

背中からヒップにかけてのラインが実に美しいが、これはほっそりとした若い人には似合わないだろう。大人のしっかりとした骨組みと厚みまで計算されているのだ。

すべてに余裕がある雰囲気が、さらに優雅さを増している。「見る人」「見られる人」がつくり出すぴりぴりするような緊張感、あれがただひたすら美しく“上等の女性”という地震を発生させた。

「うーん、カッコいい」私はうなる。


そして私はお母さまとお祖母さまの髪の美しさに感動してしまった。お二人とも今、美容院に行って帰ってきました、というヘアスタイルなのである。「今、美容院へ行って帰ってきました」という髪の表現は、若い人の場合だと否定的に使われるが、大人世代の女性の場合は豊かさとおしゃれ心の象徴である。照りのある艶々した髪を大きく膨らませ、後頭部をうまくカバーしている。私が思うに、ある程度以上の女の人の年齢がいちばん出るのが、喉元と並んでこの後頭部だ。


美容院にしょっちゅう行く気骨がなくては、この美しい後頭部をキープできないはずだ。なんでもお祖母さまは、必ず週に二回は美容院に行くそうだ。

「美容院通いは自分の尊厳を守るためよ」というお祖母さまの答えであった。

そうなんだ。目の前の快楽にうち勝つことが出来ない者に、どうしてプライドや美意識が生まれるだろうか。


ヘアスタイルはファッションを左右する重要なものであるが、私はもちろんコンサバ系ではない。といってもバリバリのモード系でもなく、ちょっとエッジのきいた、シャープなものを選ぶタイプだ。今のところ髪は、有名美容院のトップスタイリストさんに切ってもらっているのであるが、初めて会ったとき、彼女は私を何もしないでしばらく眺めていた。身長や体つきを確かめる以上に、どういったものを着ているのか見ていたのだろう。


今は髪色はピンクアッシュに目の上ギリギリのバング、という髪にしてくれている。超一流の方にカットしてもらうと、いろいろ大変だ。街のふつうのサロンでは、コンセプトが伝わらない。

「とにかく耳から下の髪を、アイロンで軽く巻いてくださいね」と彼女は言う。

もの凄いテクニックを使って、カールした毛束を散らす。無造作な感じの動きを出すのだ。


しかしこのあいだは、時間がなくて行ったホテルの美容院で、髪の根元からローラーで巻かれてしまった。仕上がった私は、まがうことなく時代において行かれている女性であった。本当に「髪は女の命」である。


Mちゃんはそれこそ「ファッション命」という女性。といっても気負い過ぎず、流行のものをさらっと着ている。髪型のセンスも最高で、グレージュにカラーリングされた髪が白くて小さい顔をより引き立たせていた。

やたらヘアスタイルを変えているMちゃんはこう言った「私ってふつうの人より、髪が伸びるのがすごく早いみたいです」

髪が伸びるのが早い人は、生命力が溢れている人だということを私は経験から知っている。生のエネルギーが、常に体外に放射されているということだ。


そして私はわかった。美女といると、いつも真実をつかむ私。

美人はエネルギッシュでなくてはならない。脆弱であったり、無力様の美人なんていないのだ。美人になるには気力と体力が勝負である。そしてこうした元気な女性を肯定する世の中になっているのは本当だ。


すぐに伸びる髪を持ち、しょっちゅうヘアスタイルと恋人を変える。そんな“女の青春”を送りたい。まず美人の基礎力をつけて、髪を整える。そして「大人の恋愛」に挑戦する。これが私の当面の目標だ。美女に囲まれると、夢も人間も大きくなるような私である。




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