花粉症を引き起こす生活習慣

【花粉症と五臓の関係】

東洋医学的な考え方では、花粉症は体内の水分バランスの異常から起こるとされている。身体の必要なところに水分が少なく、特定のある部分にたくさん溜まっている状態のことをいう。そのため、余分な水分が涙や鼻水のもととなり溢れ出る症状があらわれるようになる。


水分代謝に関係する五臓は「脾」(消化器系)である。「脾」(消化器系)の働きが低下すると余分な水分が身体に溜まりやすくなり、花粉症の症状は悪化することが知られている。鼻水や涙が出る症状に加え鼻づまりを伴う場合は、「脾」(消化器系)の機能低下が原因といえる。


また、「肺」(呼吸器系)の働きが乱れると体の表面を守るバリア機能が弱くなり花粉が侵入してきたり、外からの刺激に敏感になるといわれている。この場合、くしゃみを連発してアレルゲンを体外へ追い出そうすると防衛反応を起こすことが認められている。


さらに体力の低下が抵抗力を奪うことも花粉症の原因のひとつといわれている。このタイプは「腎」(生命維持機能)の働きが不足してことが考えられる。

うすい鼻水や涙が出る症状だけでなく、体の冷えもしくはのぼせがあらわれる。



【花粉症を招く生活習慣】

花粉症の対策としては、五臓を健全にすることが大切になる。五臓に負担をかけて花粉症を招く生活習慣は以下になる。


♢脾(消化器系)の機能失調による花粉症のタイプ

水分の摂りすぎ、冷たい飲食物の摂りすぎ、生ものの摂りすぎ、甘いものの摂りすぎ、脂っこいものの摂りすぎなど


♢肺(呼吸器系)の機能失調による花粉症のタイプ

抗生物質や鎮痛剤の飲みすぎ、薄着、エアコンに頼りすぎ、行き過ぎた清潔志向、添加物の摂りすぎ、もち米の摂りすぎ、食物繊維が少ない食事など


♢腎(生命維持機能)の機能失調による花粉症のタイプ

運動不足、薄着、冷たい飲食物の摂りすぎ、老化、睡眠不足、休息不足など




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